チェロcatena交換2010/08/27 10:04

チェロのバスバー交換。

作業をしていて、俺ってバスバーが好きなんだなあと思う。
バスバーの接着面を表板の曲面にぴったりと一致するように、少しずつ、少しずつ削りながら合わせて隙間をなくしていくのです。
その過程がイイ!
最後にクランプで仮留めしてみて、ピターっとなった時の心地よさ。
あーもーたまんないよ。

写真は接着を終えた状態で、これから形を削っていきます。

コメント

_ 平原 ― 2010/08/27 13:33

この楽器、なぜバスバー交換することになったかというと、バスバーが外れてしまったからです。
なぜ外れたかというと、接着面の合わせができていなかった。

バスバー外れというのはかなり珍しいです。
このチェロは入門者向けですが、バスバーが外れてしまうのは重大な欠陥です。
バスバー交換のためには表板を外す必要があり、修理料金が、場合によっては新品を買い直した方が安いということになりかねない。
こういう楽器は販売店や製造者の責任で修理なり交換なりなされるべきだと私は思います。
もちろん使用状況にもよりますが、今回の場合は異常個所はバスバーのみです。
この楽器はGLIGA1999というラベルが貼ってあります。
バスバー外れは最低ですが、この楽器はとても評価できる部分があります。
接着剤です。
ちゃんとニカワが使われているようです。
もしニカワでなかったらほぼ修理不可能でしょう。
修理不可能な楽器も巷にはあふれているので、今回は幸運と言えます。

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