アンコウ2010/11/24 20:00

本日は、北茨城の大津港で、『あんこう』の取材に参加してきました。
味見させてもらえるってんで、ホイホイ出かけて行ったわけです。

今日、吊るされるのは、こいつ
キアンコウ、メス、7kg、値段は1万5千~2万程度だそうです。
底曳網で150~200mの海底で捕獲されたものです。
アンコウのおいしいのは冬と言われているけれど、それは肉がよく締まっているから。つまり夏場は水っぽくてうまくないんだそうな。
ちなみに肝が大きくなるのは春なので、肝だけが目的なら春でOKとのこと。

こちら、林家まる子さんです。おはよう茨城(日曜朝のフジテレビ)で有名ね。

"ヨシコちゃん"がどんどん捌いて

「どぶ汁」をつくります。
材料はあんきも、味噌、大根、わかめ、ぶつ切りあんこう。
ぶつ切りの中には胃袋とかエラまで入っている。

まず、きもを炒る。
味噌を加えて炒る。ここがどぶ汁の肝心なところなんだって。
あとで味噌入れるのだと、味噌汁になっちゃうんだって。

大根とワカメも入れて、アンコウ入れて、あとは必要に応じて水を加え、煮れば出来上がり。
そもそもは船上で作る漁師料理ということです。船上の場合は切り干し大根を使うとのこと。

ここで、ウ~~~とサイレンが鳴る。
競りが始まるから港に移動だ!!

でかいの獲れてました。
でもこれは見るだけよ。たぶんこのおじさんが競り落としたんだと思う。ズルズル引きずって持って行きました。

相撲で優勝したとき使うみたいなドでかい鯛もいました。他にもヒラメとかフグとかスズキとか色々。でも今日は海が荒れてたから水揚げは少ないとか。
競りはどんどん進むんだけど、いくらで落とされたのかとか全然わかりません。

漁港見学から戻り、いよいよ、やっと、いただきまーす。腹減ったよ。
左が「どぶ汁」。
右が「ともず」という、茹でたアンコウに肝入りの酢味噌をかけたものです。

味は、キモがキモだな。
キモの風味がいい感じで、さっきキモと味噌を炒ってたのが、ナルホド!って感じ。
それと皮が独特のうまさです。

まる子さんもバクバク食べてました。

食べ終わって解散。外に出ると日が暮れていた。
イシモチが釣れてた。


今日の取材は、茨城県で発行している「フォトいばらき」という冊子の「林家まる子が行く!常陸国フード記」の取材同行というやつでして、私もちょっとまじめに茨城のあんこうを紹介させてもらいました。

フード記とはこりゃまたうまいこと言ったもんだ!