Caorso2011/07/16 13:32

今日の毎日新聞にカオルソの原発の記事が載っていた。
イタリア最大の原発だったらしい。

カオルソというのはクレモナからポー川を渡ってピアチェンツァ方面に行くときに通過する町、っていうか村かな。
クレモナからはたった15kmの距離で、ポー川の上流にあたる。
今だからずいぶん原発に詳しくなったけど、ポー川の水を冷却水として使っていたわけだ。

イタリアはチェルノブイリ後に国民投票で原発をやめたので、私がクレモナに行った1995年にはカオルソ原発は既に運転されていなかった。
当時はそのことを友人から聞いて「へぇ、じゃあ良かったじゃん」などと気楽に考えていたのだが、福島後に得た知識で「やっぱり危なかったのかも?」と思うようになった。
今回の新聞記事には現在も廃炉作業の途中だと書かれている。
なにしろ15kmしか離れていないんだから、「やっぱり危なかった」のは確かであろう。
わが家では割と頻繁にピアチェンツァに行っていたが、いまgooglemapで見てみると、原子炉から1.3kmのところをいつも車で通っていたことがわかる。
福島で置き換えると敷地内の端の方を走っていたことになる。

当時も「カオルソ」ってなんだか「オソロシヤ」みたいな感じでいたけどね。

カオルソ原発 (右上がポー川)


 http://maps.google.co.jp/maps?msid=200301701563766328153.0004a83caa6e44d3d2829&msa=0&ll=45.073339,9.871688&spn=0.01182,0.015922&t=h&z=16&brcurrent=3,0x0:0x0,0



話はかなり変わるが、カオルソを通過してピアチェンツァが近くなってきたあたりからかな、道端にさ、娼婦が立ってるんだよね。真昼間ですよ。町中じゃなくて郊外の道路よ。
いやー外国って感じ。こわかったな。





筑波山2011/07/16 19:08