肩痛記2016/09/02 19:51

2015年
7月末 左肩の痛みのため弓道の弓が引けなくなった。
8月初旬 痛み増し、病院に。 「肩インピンジメント症候群」との診断。先天的な骨の形状の都合+加齢効果により、肩甲骨と上腕骨頭の間の状態が尋常でなくなった。
具体的な症状;たとえば草むしり中に棘のある植物をつかんでしまいとっさに手を引っ込めたときとか、狭いところを通り抜けるのに肩をぶつけたとか、不用意に腕を外側に回してしまったときなどに左肩に激痛が発生して10秒以上収まらない。たぶん今までの一生で一番の、気が遠くなるような痛み。体の前側の狭い範囲内で短時間なら腕は使えるので、ある程度の作業はできるが、力を入れるとか刃物で木を削るような行為はほぼ不可能。風呂で頭を洗うのに日に日に脳天に手が届かなくなっていくのがわかる。俺はどうなってしまうのだろう。 
8月中旬 何もしていないときの慢性痛が増し、腕を上げられる角度は80度がやっと。つまり「前にならえ」ができない状態。寝る姿勢がつらく、同じ姿勢を保てない。夜は何度も目が覚め、起き上がって右手で左肩をしばらく揉んでから横になる。抱き枕やタオルで楽な姿勢を作れと言われたがあまり効果はない。寝不足。週2回のリハビリでは固まった筋肉をもみほぐしてくれるのだが、施術中はひたすら痛みに耐えているような感じ。
9月 思い返せばこのころがピーク。明らかに日常生活に支障がある状態。左腕をほとんど使えない。何もしていなくても痛い。病院では注射されるが、ステロイド注射は2日間くらい痛み低減効果があった。ヒアルロン酸注射は全然効かなかった。MRI検査を受けた。検査は痛い左肩を下にして固定され20分くらい動くなと言われ、まじで泣きそうだった。検査結果診断は、「腱板は切れておらず、手術の必要はなさそう。」

10月 少し良くなってきた。
11月 夜中に起きない日ができてきた。朝まで寝れたのは3ヶ月ぶり。幸せを感じる。
12月 腕上げ角度120度、リハビリ後は130度まで上がるようになり、いまだ可動域に制限はあるもののほぼ普通の生活。世界が明るくなってきた。


12月下旬 右肩が痛い。世界が再び暗くなってきた。診断は肩関節周囲炎。要するに原因不明のいわゆる五十肩。医師「左よりたちが悪いかも」。(左は肩インピンジメント症候群なので違う病気である。)
2016年
1月 激痛が発生してつらい日々。左肩のときは右腕はほぼ正常に使えたわけだが、今度は痛くないほうの左でもまだ痛みも可動範囲制限もあったので、何かと不自由。俺はどうなってしまうのだろう。
2月 激痛は減るも、回復はない。腕角度100度。日常生活に支障あり。
3月 同様。
4月 造影検査を受ける。右肩に造影剤を注入しながらのレントゲン撮影。注入中はうめき声が出るようなつらさ、さらに検査1時間後くらいに右腕がほとんど上げられなくなり恐怖を味わった。けれど半日ほどで収まった。診断は「ぎりぎり手術の必要はないか」。
5月 回復しはじめる。可動域が広がっているのが自覚できる日もある。幸せ。
6月 リハビリ中に会話を楽しむ余裕が出てきた。6月末をもって、11ヶ月にわたった通院を終了とした。


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