カラムシ2013/07/29 11:35

某新聞小説で今、清水の次郎長の息子がカラムシの畑を作ろうとしている。

カラムシというのはいわゆる「麻」の一種で、高級夏用着物の材料であるらしい。

ということを実は私はほんの3か月前に知ったのだが、なんでそんなことを知ったのかというと、これが我が家では迷惑千万な雑草としてそこらじゅうに生えていて、近所の繊維作家さんが今試験的にカラムシ栽培をやろうとしていて、栽培は根を切って植えるらしいのだが、我が家のカラムシをサンプルとして数本引っこ抜いて持ってったのであった。

彼女(繊維作家さん)の話によると、そこいらの道端のカラムシも元々は農業で利用するために植えられたものらしい。

カラムシで着物を作るにはそれなりに面倒な作業で糸を作らなくてはいけないのだが、とりあえず刈り取ったその場で茎から葉を取り去り皮をむくと、この皮が既に立派な「ひも」として便利に利用できる状態なのだ。

長さ数十センチで丈夫でしなやかで、結び目を作って引っ張ったってそう簡単には切れない強さを持っている。

早速手近の篠竹とカラムシでトマト(繊維作家さんに苗をもらった)やアサガオ(息子が女子から!種をもらった)の手(支柱)を作ったのだが、今そのトマトが赤く色付き、青いアサガオが毎日咲いている。

カラムシ、使える!




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