平原ヴァイオリン工房　工房録　by 平原勝己

当方の家族は無事です。
心配してくださった方々、どうもありがとうございました。

近所では屋根瓦が落ちたり壁がはがれたり塀が倒れたり道路に段差ができたりしていますが、とりあえず我が家は無事な状態です。

昨夜（１３日夜）、やっと電気が通じました。
水は井戸なので町の水道の断水とは無関係ですが、井戸といっても電動ポンプで汲み上げる仕組みですから、電気回復によってやっと使えるようになりました。
また、同時にインターネットと電話回線が復旧したようです。
携帯電話は１２日まではほぼ使えない状態でいましたが、今はほぼ使えます。

うちの場合いくつかの幸運が重なり、さほどの不自由はありませんでした。
コープの配達の日だったこともあり食料はありました。（冷蔵不能のため普段よりかなり豪華な食事になってしまいました。）
飲料水を一箱買った直後でした。（水などめったに買いません。）
もらいもののカセットコンロがあり、ボンベも未使用がひとつありました。
給湯器内に３００リットル程度の水がありました。
家の周りは山なので、スコップとトイペがあればトイレには困りませんでした。
手回し充電ラジオがありました。

これを書いている間も余震が頻発しています。
余震といっても普段なら外へ出るような大きめの地震ですが、慣れてしまっています。

当面の心配は、原発。
それから崖崩れ。
車のガソリンが少なくなってきたこと。
そんな感じです。