青空 ― 2013/02/25 12:37
ウォークスルー ― 2013/02/03 08:31
タンポポ ― 2013/01/30 20:45
でん六ミックス ― 2013/01/30 10:21
弓のネジに油ってどうなのか ― 2013/01/29 20:48
ヴァイオリンの弓の話です。
今、弓の毛替え作業をやっているのですが、写真のこのネジ、油でギトギトなのです。
今、弓の毛替え作業をやっているのですが、写真のこのネジ、油でギトギトなのです。
この弓の前回の毛替えを行った人物が、ネジに油を付けたのだと推測されます。
私は油は使いません。
人によって考えは違うだろうけれども、この部分に油を付けるのは正しいことなのでしょうか。
油って、付けるのは簡単だけど、落とすのはとても困難です。
油はいろんなところにくっついて広がっていきます。
油はいつまでもなくなりません。
それが油の性質だからね。
私は毛を触る前には石鹸で手を洗います。
なぜなら弓毛に余計な油分や汚れを付けたくないからです。
毛替え中は数回洗うことになるので、毛替えの後は手がガサガサです。
ネジに油が付いた弓を扱う場合は、私は初めに油をよーく拭き取ります。
この拭き取り作業だけでもどれだけ時間がかかることやら。
それでも完全に取り去るのは不可能で、毛替え作業中に一度や二度は油が手に付いてしまいます。
そのたびにまた手をゴシゴシ洗います。
それと、弓の機能にかかわる問題として、
ネジに付けた油は弓本体の木にも付着し、滲み込んでいます。
木は、油が滲みることで性質が多少変わると思いますがどうなんでしょう。
弓にとっていいことなのでしょうか。
私は油は使いません。
人によって考えは違うだろうけれども、この部分に油を付けるのは正しいことなのでしょうか。
油って、付けるのは簡単だけど、落とすのはとても困難です。
油はいろんなところにくっついて広がっていきます。
油はいつまでもなくなりません。
それが油の性質だからね。
私は毛を触る前には石鹸で手を洗います。
なぜなら弓毛に余計な油分や汚れを付けたくないからです。
毛替え中は数回洗うことになるので、毛替えの後は手がガサガサです。
ネジに油が付いた弓を扱う場合は、私は初めに油をよーく拭き取ります。
この拭き取り作業だけでもどれだけ時間がかかることやら。
それでも完全に取り去るのは不可能で、毛替え作業中に一度や二度は油が手に付いてしまいます。
そのたびにまた手をゴシゴシ洗います。
それと、弓の機能にかかわる問題として、
ネジに付けた油は弓本体の木にも付着し、滲み込んでいます。
木は、油が滲みることで性質が多少変わると思いますがどうなんでしょう。
弓にとっていいことなのでしょうか。
マウス ― 2013/01/24 10:41
謹賀新年 ― 2013/01/01 00:00
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
平原ヴァイオリン工房
本年もよろしくお願いいたします。
平原ヴァイオリン工房
魂柱 ― 2012/12/17 22:53
当ブログは個人的な日記のような使い方をしていますが、ブログタイトルにあるように、私の本職はバイオリン屋です。(楽器のことでお悩みなどございましたらお気軽にお問い合わせください。)
たまにはバイオリン工房らしい記事を書きます。
テーマは魂柱です。こんちゅうです。
魂の柱、などという大げさな名前がついていることもあり、よく話題に上ります。
ちなみにイタリア語ではanima(アニマ)で、魂という意味です。
魂柱は丸い棒です。
楽器内部でつっかえ棒のように立っていて、これの位置をわずかに変えることで、鳴る音の調整が効きます。
かなり重要な部品ではありますが、『魂』って呼ぶほどの物なのかどうかはわかりません・・・。
たまにはバイオリン工房らしい記事を書きます。
テーマは魂柱です。こんちゅうです。
魂の柱、などという大げさな名前がついていることもあり、よく話題に上ります。
ちなみにイタリア語ではanima(アニマ)で、魂という意味です。
魂柱は丸い棒です。
楽器内部でつっかえ棒のように立っていて、これの位置をわずかに変えることで、鳴る音の調整が効きます。
かなり重要な部品ではありますが、『魂』って呼ぶほどの物なのかどうかはわかりません・・・。
今修理中のバイオリンの魂柱が、見たことないような煮しめたような色をしてたので、そうだブログに魂柱のこと書こう、と思い立ったのでした。
これです。
色から判断すると200年も経っていそうですが、実際はせいぜい50年てとこではないでしょうか。
この魂柱は色が濃くてつやもありますが、日焼けするような場所にあるわけでなく、手に触れる場所でもないわけで、おそらく最初から色とつやがついていたものではないかと推測されます。
本当に煮しめたのかもしれません。
今回交換する新品と比較すると、こんなに色が違います。
この魂柱は色が濃くてつやもありますが、日焼けするような場所にあるわけでなく、手に触れる場所でもないわけで、おそらく最初から色とつやがついていたものではないかと推測されます。
本当に煮しめたのかもしれません。
今回交換する新品と比較すると、こんなに色が違います。
この”煮しめ魂柱”は交換が必要ですが、その理由は色ではありません。
問題なのは、魂柱の端面、つまり表板・裏板と当る面が、相手側のカーブと合っていないことです。
魂柱の直径はバイオリンで6mm、ビオラ7mm、チェロ11mm程度です。(条件によって変わります。)
なので端面の面積は大きくはないですが、できる限り「面」で当ててやりたいのです。
「点」当たりだと力が集中して表板・裏板を変形させたり割ってしまいやすくなるし、音も伝わり難そうです。
位置の調整をする際もうまくいきません。
今回の魂柱は端面が丸まってて明らかにダメです。
魂柱の作り方:
1.とっておきの最高品質の材料を出してくる。(最高品質ってどんなのかという話も始めたら長くなるし、魂柱に最高品質を使った方がいいのかどうかも本当のところよくわからないのですが、私は最高品質でやっています。)
2.材料の中でも最高の場所を選んで、割って、加工しやすい大きさにする。
3.鉋で削って、真四角の棒を作る。
4.四角の角を削って8角形にする。
5.同様に16角形にする。
なので端面の面積は大きくはないですが、できる限り「面」で当ててやりたいのです。
「点」当たりだと力が集中して表板・裏板を変形させたり割ってしまいやすくなるし、音も伝わり難そうです。
位置の調整をする際もうまくいきません。
今回の魂柱は端面が丸まってて明らかにダメです。
魂柱の作り方:
1.とっておきの最高品質の材料を出してくる。(最高品質ってどんなのかという話も始めたら長くなるし、魂柱に最高品質を使った方がいいのかどうかも本当のところよくわからないのですが、私は最高品質でやっています。)
2.材料の中でも最高の場所を選んで、割って、加工しやすい大きさにする。
3.鉋で削って、真四角の棒を作る。
4.四角の角を削って8角形にする。
5.同様に16角形にする。
6.32角形に・・・・・・ほぼ丸になったら
7.楽器に合わせて加工する。
7.楽器に合わせて加工する。
こんな作り方だから手間はかなりなもので、とても割の合う仕事ではありませんが、楽しみ半分でやっています。
最初から丸棒で売ってる材料を買ってきたりすることはありません。
あ、今気付いたけど魂柱ってさ、「楽器の魂」なのかと思ってたけど、「作者の魂」なんだな。
こんな小さな、人目につかない部品だけど、魂込めて作ってますってことだ。
納得。
いいこと言うなあ、俺。
端面合わせのためには何度も設置したり取り出したりを繰り返しますが、出し入れも位置調整もエフ字孔からやります。
だから出すときは楽器をさかさまにして振って・・・という行為が必要になります。
それをしなくていいように糸で結んでおきます。
私は赤い糸を使用しています。
だから出すときは楽器をさかさまにして振って・・・という行為が必要になります。
それをしなくていいように糸で結んでおきます。
私は赤い糸を使用しています。
水戸ジュニアオーケストラ ― 2012/12/16 21:27
本日、息子の所属する水戸ジュニアオーケストラのクリスマス会でした。
水戸ジュニアオーケストラは、小・中・高校生の団員(と手伝いの大学生&大人)が8月の定期演奏会と12月のクリスマス会を主な発表の場として活動しています。
団員募集中です。
ホームページは
https://www.mito-junior-orchestra.com/
合奏っていうのは、それはそれは楽しいものですから。
やみつきになっちゃうよ~。
まずはアポとって見学に来てください。
水戸ジュニアオーケストラは、小・中・高校生の団員(と手伝いの大学生&大人)が8月の定期演奏会と12月のクリスマス会を主な発表の場として活動しています。
団員募集中です。
ホームページは
https://www.mito-junior-orchestra.com/
合奏っていうのは、それはそれは楽しいものですから。
やみつきになっちゃうよ~。
まずはアポとって見学に来てください。
最近のコメント